2017年07月15日

先月の俳句学習  6 月第二週 & 第四週


 年齢のせいか ( …… なのか !? ) 月日の経つのが速いで〜す ( 汗 ) 。
『 ランドマーク・プラザ教室 』 俳句学習レポ、専ら己れの見直しに過ぎないのですが。
うかうか時間を弄してしまったので、ちゃっちゃとヤッツケましょ〜。


 第二週 6 月 13 日

《 型 ・ その 2 》
「 上五 〜 中七 ( や ” 以外で切る ) 」 + 「 下五 ( 季語 ) 」

 この回の首尾はまァ、あんまり良くないですねー ( 汗 ) 。
けどそれは、沢山学べるってこと ♪♪
ヨシ、行くぜッ !!

 まず及第句。



   黒髪の銀のひとすぢ星迎へ          かいう



 「 若い頃は緑の黒髪でも、年を経れば誰でも白髪になってくる。それでも老いに
沈むこと無く、ロマンを感じさせる 」 ポイントが季語 「 星迎へ 」 のチョイスの
手絡、と加藤静夫先生に評価いただきました〜 ☆ ビンゴッ !!
「 年相応の 星迎へ ” の 句を詠もうという姿勢がよろしい 」 とのこと。
アハ、めっちゃ嬉しいけど、先生 年相応 ” だなんて !?
あたしゃ、「 銀のひとすぢ 」 なんてナマ易しいもんじゃありませんって〜 ( 汗 ) 。
あっ ? …… あたしのコトじゃないっすか、ちゃははッ ( 爆 ) 。



 次は、ナン有り句。



   銅葺きの奥へ奥へとほととぎす           かいう



  甍の波 ” 的な大寺院の屋根。奥へ、また奥へと誘われるようにもとおれば、鋭く
鳴き過ぎるホトトギスが …… とゆー情景。
実際訪れた寺院の佇まいに、ホトトギスを配してみました〜 ♪
ところが、中七の 「 奥へ奥へ 」 が上五か下五のどちらのことか曖昧、とゆー点に
もの言いがついてしまって ( 汗 ) 。
俳句の場合、 両方に掛けている ” とゆーのはナシ、なんですよね。
なので、要再考、ってことで。

 もう一句も、やはり要再考でした。
精進、精進 !!




 続いて第四週 6 月 27 日

《 型 ・ その 2 》 応用編
「 上五 〜 中七 ( 季語を入れ、自由な形で切る ) 」 + 「 下五・季語以外の体言 」

 この回は存外好調だったんですよ !

 及第句。



   水無月の夜は群青ありくなり          かいう



 当作、実はかなり 偶成 ” っぽいものでした。浮かんだフレーズがそのまますっと
形に納まったんです。
そして何と幸いにも ( !! ) スパンと静夫先生のツボにはまった ( らしい ) ?
先生がご自身のお作を例に、類似点と違いを挙げながら、上五・中七の 感覚的な
捉え方 ” と下五の 「 ありく = 漫ろ歩く 」 という 具体性 ” とのバランスを
評されました。 望外の幸せでございました〜 ☆☆
この感覚、忘れずに磨きます ♪♪♪


 もう一句は、少々添削有りでしたが ……



   放心の汗の目に入る普門品          かいう



 「 普門品 」 は経文の一種 『 観音経 』のこと。
正式には 『 妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈 』 と云い、かなり長いので、ポピュラーな
『 般若心経 』 よりは大変なんで〜す。
でも、菩提寺の 『 施食会 ( 施餓鬼会 ) 』 の時、折しも七月末の猛暑の本堂で、
暑さと延々続く読経の中、そのままボーッと聴いててもつまらないので、音声に合わせ
お唱えしました。すると、汗の滴るままトランス状態に似て不思議な心地が …… 。
その心持ちを表現したくて、長いコト未完の句案でした。
 そして、やっと成った一句 !
句意はそのまま、先生方に伝わったようです。
ただ中七を少しだけ 「 …… 目に入る汗や …… 」 では如何か ? と志田千惠先生の
ご指摘。


   放心の目に入る汗や普門品       改案


 こちらを完成品としていただきます。
ありがとうございました〜 ☆☆


 お褒めいただいたコト、苦言をいただいたコト、すべてを糧として参りま〜す !!



posted by 美緒ママ at 00:45| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

先月の俳句学習  5 月第二週 & 第四週


 遅れ遅れとなっていた 『 ランドマーク・プラザ俳句教室 』 レポ。
今月が終わらないうちに、五月分を記さねば !


 第二週 5 月 9 日

《 型 ・ その 1 》 応用編
「 上五 ・ 季語 ( 体言 ) 」 + 「 中七 〜 下五 ( 用言 ) 」

 この日の成績は、投句三句中、二句が △ ” って感じでした。

一句目、



   薄羽織小朝一席聴きをはる           かいう



 いつだったか 『 春風亭小朝 』 さんファンの方と、彼の高座の佇まい、その美意識
といったハナシになりました。
わけても高座着の美しさは ── 浅葱であったり鶸色であったり、客席の目を引かずに
いなかった、と。
勿論若くから頭角を現わした、抜きん出た技量は周知。
が、それだけでない話芸の色香を身につけた 粋人 ” なのだろう、と推したものです。

 そんな彼を一席、聴きに行ったふりしてみました。
そーですね、季節なら夏。 蝉の薄羽のような絽羽織でも着て参りましょうか。
現実の自分には決して叶わぬこと。
或いは高座の小朝さん自身が枕の後、小粋に夏羽織を脱ぐのかもしれません。
そこにある江戸の伝統芸の空気、季節の涼やかさを表出してみたかった。
そうした私の意図、ひとまず 『 加藤静夫 』 先生に汲み取っていただけたようです。
「 厳密には 薄羽織 ” を着ている主体が 『 小朝 』 なのか観客たる 作者 ” なのか、
といった曖昧さはあるが ( と苦言を呈した上で ) 、それでもここは全体の季節感が
眼目なのであろう 」 と。
仰る通りです、静夫先生 ♪♪
完全に 〇 ” ではないにせよ、 「 それもまたアリ 」 のご判断だったのですね。
ありがとうございました !!


 二句目は 型 ” 以外になりますが、



   身籠らず甘夏蜜柑貪れる          かいう



 身籠る → 酸っぱいもの → 夏蜜柑、とゆー伏線が読めてしまう、とのご指摘。
身籠らず ” を 嫁きもせず ” とか、ちょっと離した方がおもしろい、と言われて
みれば …… なるほどそーかも。
 ただしそーなると 身籠らぬ ” 己れのハナシが 嫁がぬ ” 他の誰かのエピソード
になってしまうなァ、と ( 苦笑 ) 。     


 ちなみに三句目は、季語の選択と背景が響き合うかの問題で、要再考 !
またまた出直しですね …… 。



 では続きまして、第四週 5 月 23 日

《 型 ・ その 2 》
「 上五 〜 中七 ( や ” で切る ) 」 + 「 下五 ・ 季語 ( 体言 ) 」

 この回、何故かうっかり や ” 切りを忘れてしまったんです !
けれどその点については、お目こぼししていただけました。
だのに三句中 〇 ” 一句、と揮わず …… ( ため息 ) 。

 一句目、



   洋犬の引き紐細し青嵐          かいう



 こちらは幸い、静夫先生文句無しの及第でした。
リードの細い洋犬と言うと、大きくともほっそりとスマートな犬の姿が連想される、と。
そこへ、季語 青嵐 ” は、連れている人物も颯爽と見せる、といった評。
はぃ、ビンゴ 〜 ☆ であります。
『 志田千惠 』 先生からも、「 季語が効いてますよ。清々しい背景と人物が想像出来ます 」
と好評。


 ただし、残り二句では失策を色々確認させられ …… 反省 !!
またも好調ならざる一ヶ月終了。

 今期、秋までの半年間に少しでも進歩が見られるのか、甚だ心許ない。
けれどメゲずに取り組む ! ── それしかないのです。




posted by 美緒ママ at 02:08| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする

2017年05月29日

先月の俳句学習  4 月第二週 & 第四週


 引き続き俳句のおさらいです。
『 ランドマーク・プラザ 』 俳句教室 『 俳句と遊ぼう 』 、平成 29 年度 4 月期の
スタート。
いつまでたってもポンコツな作句学習者ですが、とにかく精進々々。
『 志田千惠 』 先生、 『 加藤静夫 』 先生、お世話になります !



 第二週  4 月 11 日

《 型 ・ その 1 》
「 上五 ・ 季語 ( 体言 ) 〜やで切る 」 + 「 中七・下五の語を修飾〜下五 ( 体言 ) 」
まず初心に帰って、基本からやり直します。
で、この日は意外と好評 ♪

 及第句、一句目 ……



   春寒や駅員室の大薬缶          かいう



大薬缶 ” とゆーのが俳句の素材として目新しくない、とは我ながら察していました。
が、ソレを地方駅のホームの駅員室に置いてみたところ、 「 その存在感に時代を越えた確かな
ものがあり、寒さの中で湯を沸かそうとする駅員の姿も見えて来る 」 と静夫先生に好感度
だったのです。
実景は冬の鎌倉駅でしたが、 春寒 ” という季語の働きがいっそうドラマを引き立てた
ようです。 予想以上の威力 ! …… 俳句は季語次第だな〜、と再確認 ♪♪



 二句目 ……



   花冷えや雨を嗅ぎたる犬の鼻          かいう

          ↓↓

         嗅ぎをる ” も可


こちらも偶々 春の寒さ ” ネタですね ( 苦笑 ) 。
原句は以前から幾パターンも推敲を重ね、犬の鼻が濡れて冷たいとか、些か常套的な案に
陥っていました。
なので、 雨を嗅ぐ ” のフレーズに出会って大正解〜〜 ☆
正に 「 俳句は寝かせておけ ! 」 ( 先師 『 泉田秋硯 』 先生 言 )の通りですね。
焦って作ってそのまま納得してはいけない。 いったん抽斗に仕舞ってから幾度も見直し、
語を入れ替え組み換え、推敲の後に初めて世に出せ …… と。
秋硯先生、毎回心新たに反芻させて貰います。

 あ、そういえば、昨日 ・ 5 月 27 日は先生の祥月命日でした !
ご墓所の奈良を遥かに偲びつつ作句に励みますので、軽輩 『 かいう 』 をこれからも
どうぞお見守り下さいませ。




 さて、続いては ……
 第四週  4 月 25 日

《 型 ・ その 1 》 応用編
「 上五・季語を や ” 以外で切る 」 + 「 中七〜下五 ( 体言 or 用言 可 ) 」
実はこの回、前回と打って変わって評価を得られませんでした ( 大汗 ) 。
 提出句 二句において単語 あぎと ” かひな ” などとゆー古い言い方が不自然とか、
季語のチョイスが失策とか。

 また三句目、



   老鶯や屋根葺き替はる弥陀の寺         かいう



この句については、季語の重なりとゆー問題が生じました。
当然、自分でも承知で “ 主季語 ” “ 従季語 ” として機能させたかった。
重い “ 老鶯 ” ( 夏季 ) によって青葉の山中の音とビジュアルを確定し、 “ 屋根葺く ” を
季語ではなく置いたのですが。
なぜなら仏閣の建築に、季節が限定されますまい!?

 しかしこーした場合でも、 “ 屋根葺く ” ( 春季 ) とは季重なりのペナルティー !?
…… 仕方ないですね、定型俳句の宿命。
失敗を発見する縁とします。 


 知れば知るほど難しくなる ── とは何の道にも言えるでしょうが。
とにかく焦らず騒がず ( 笑 ) 。




posted by 美緒ママ at 22:30| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする

2017年05月27日

先期末の俳句学習 おさらい  3 月第二週 & 第四週


 『 ランドマーク・プラザ 』 俳句教室 = 『 俳句と遊ぼう 』 レポ 、 何と先々月の 3 月、
平成 28 年度 10 月期・最終月分が未だ手付かずでした !
大反省でございます〜 ( 汗 ) 。
至急復習っておきましょう。


 第二週目 3 月 14 日

《 型 ・ 自由 》
 この月は講座二回とも、習った内どれかの型で三句、乃至、内自由型一句可、とゆー宿題。
いきおい、この半年間で学んだ結果を出すことになりますが …… 未だ頼りなく情けない状態です、
ワタクシ !!

 まず、唯一の及第句 ……



   花どきの外より寒き化粧 ( けはひ ) の間          かいう



歴史的遺構にある奥方や姫の 化粧の間 ” をイメージ。その室内に籠もり続けるいにしえ
の悲喜 …… 情念の有様を 春の寒さ ” に表して貰いました。
このポイントを 『 志田千惠 』 『 加藤静夫 』 両先生に受け止めていただけたのが冥利。
唯一 外より ” の措辞が、そこだけ素っ気ないかも ? とのご指摘。
しかし 「 他に言いようがなければ、それでいいでしょう 」 と。
はぃ、そーでした ( 汗 ) 。 自分でも認識しつつ、正直言い換えが利きませんでした。
先生、お見通しですね ( 苦笑 ) 。


 なお他二句は、不作 !! ( 泣 )



   木瓜の花住持の留守を訪ひしなり          かいう



こちらは、コトの辻褄をちゃんと通すべし !
「 住職の留守中を敢えて訪問したんですか ? 違うでしょ ? 」 と静夫先生。
確かにッ !!
とゆーワケで、以下の如く添削、アドバイス。

      ↓↓

   とぶらへば住持留守なり + 季語 ( 体言 ) ”


少なからぬがっかり感 ( しかしペーソスもあり ) を表せます。
あとは季語の取り合わせが肝要 …… ってソノ点が一番試されるンだが ( 大汗 ) 。
即ち俳句を学ぶ醍醐味だしね〜 ♪
ソコを磨いての 『 俳句 』 だー !!!
 ちなみに、モデルは鎌倉寺分の 『 大慶寺 』 様です。


もう一句は、私のボキャのはき違えのよーな失敗。 且つ、感覚のズレ …… この点はもう
致し方ない。
自分じゃ好きな句でしたが、今は封印します ( シュン ) 。



 続いて第四週目  3 月 28 日

 《 型 ・ 自由 》
 最終の最終、この日も及第は一句 ……



   めしさけと提灯ともる大石忌          かいう



 早い櫻が散りそめるイメージの中には過たず 『 赤穂浪士忌 』 。
俳句に関わる者、わからなきゃモグリでしょ !?
って、別に 赤穂贔屓 ” じゃぁないし、殊更 『 吉良 』 を貶めるつもりもない。
かの悲劇の善悪を問うでなく、自ずと日本人の意識下に存在する情緒。
 この句は上五〜中七のフレーズを何年も、いゃ十何年も暖めていた。
ズーっと決まらなかった季語が、ふいに降りて来たんです〜 ☆彡
だから万一不評でも、引っこめる気はありませんッ !!
 『 大石忌 』 の捉え方は、まず模範的な解釈を静夫先生からご提示ありました。
即ち 『 大石内蔵助 』 が世間の眼を欺くに遊興した京都 『 一力 』 、花街の華やかさ・
色っぽさ …… それらに焦点を合わせる向きが多数だけれど。
水面下、底辺に身を窶した家臣達の身の上まで想像すれば、やっぱ めし・さけ ” の提灯
だったんじゃないかな ? と。
そこまで広義に受け取って評価を下さった静夫先生、感謝します ♪
この点だけでも、先生に就かせていただいた光栄です ☆
この句をかいうの代表作として、大切にします ( 礼ッ ) 。
( 嗚呼、しかしまだ参ってないの、 『 泉岳寺 』 。 ぐやじぃ〜〜 ! )


 続いてもう一句。コレは 〇 or △ が不明です。
完全 「 ボツ 」 にはならなかった気がしたけど ( 苦笑 ) 。



   飛花落花巡礼のごとさまよへば          かいう



似非巡礼はカーナビをもってしても道惑う ! …… 何ゆえ ? かと訝られる。
ただの方向音痴 !?
まぁ、それでも懲りず巡ってます ( 笑 ) 、主に近隣。
参加するコトに意義 ? …… まるで 『 オリンピック 』 !
如来様、菩薩様、申し訳ないことです ( 土下座 ) 。
それでも稀有なるご縁を求めて …… 。
 この句は昨年花どき、再訪した鎌倉の時宗寺院 『 教恩寺 』 様、 『 別願寺 』 様
あたりを歩きながら思いついたかも ?
惑わなくても、そんな気にさせられた櫻吹雪でした。


 俳句は、嘗て WANS の散歩で随分ネタを得ました。
今、生身の WANS と歩くことがなくなったので、 Gosyuin Traveller の
かたわら。
とは言え、実はマジ参拝してると読経したりご真言を唱えたり、 句ネタ Get ! ” の
余裕は無いんですが。

 以前より作句テンポはゆっくりながら、焦らず諦めず関わってゆきたい。
そんな思いを深めた期末の講習でした〜 ♪




posted by 美緒ママ at 16:30| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする

2017年03月01日

先月の俳句学習  2 月第二週 & 第四週


 寒の戻りが続いています。
今日からは 『 弥生 』 …… 三月というのに。
昨日 『 ランドマーク・プラザ 』 俳句教室の帰り、駅からの道すがら 『 緋寒桜 』 も
開き始めたのにね。


         P3058078.jpg


春はまだまだ定まりません。

 それでも、この二月は二度の俳句教室へ無事出席出来て、感謝感謝 !!



 では昨日の第四週、 2 月 28 日の首尾は ……

《 型・その4 》 応用編
下五を 「 〜 をり( をる ) 」 「 〜 なり ( なる ) 」 「 〜 たり ( たる ) 」 で
終わる。

 出句三句中、必ずどれかの型で作るべし !
で、及第の一句、



   庫裏うらの廃れ花壇の芽吹きをり          かいう



 こちら、幸いにも意図した通り 『 志田千惠 』 『 加藤静夫 』 両先生にご解釈いただき、
「 負のイメージ → → 正のイメージ → → ささやかな明るさ 」 という流れをお褒め下さい
ました。
キャッ、うれぴです〜 ッ ☆

 また、もう一句 ……



   店先のラスクに日脚伸びてをり



 こちらは題材は良いが、季語 『 日脚伸ぶ 』 を引きのばしたところが冗漫になって失敗、と。
『 日脚伸ぶ 』 のまま使う工夫をすべし、とのご指摘。
再考いたします !

 なお三句目は、題材的に無理があり伝わらない、とゆー結果にて封印。



 さて遡っての第二週、 2 月 14 日は ……

《 型・その 4 》
一物俳句の 「 下五 〜 けり 」

 及第をいただいた一句、



   横浜の名もなき坂の霙れけり          かいう



 まず、ポイントは地名 ( 固有名詞 ) が効いているか否か。
この場合の 『 横浜 』 はよろしい、とのことでした。
「 霙降る某ありふれた坂 」 という雰囲気に似合ったようです。
ビンゴ〜〜ッ !!

 しかし他はちょっと …… 。



   托鉢の日陰に斑雪汚れけり



 「 上五 」 を要再考 !
「 托鉢 」 とゆーよりは 「 教会 」 などの方が ? と 『 志田 』 先生。
以下のフレーズはよろしい、そうなので。
それでは、 「 聖堂の日陰に斑雪汚れけり 」 などではどうかしら ?
推敲案として残しておきます。


 依然遅々たる進歩ですが、 通じた ” ことを励みにやって参ります !!





posted by 美緒ママ at 12:23| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする

2017年02月17日

先月の俳句学習  1 月第二週 & 第四週  2017


 今年に入ってから、 『 ランドマーク・プラザ 』 俳句教室レポが手付かずのままでした。
先月、実は二回とも都合でお休みしてしまったんです。
従って出句は “ 欠席投句 ” の形 ── 『 志田千惠 』 『 加藤静夫 』 両先生方より後日
紙面のみでの評でした。
そこんところ、やっぱり直々にご指南いただかないとね〜、充分な学習にならん !!
 

 とは言ってもせんないコトだし …… わかる範囲で振り返ってみましょ〜。



第二週目 1 月 10 日

《 型・その 3 》 応用編
「 上五 」 〜 「 中七 」 〜 「 下五 ( 体言 + かな ) 」
一物俳句の かな ” 。 季語の位置は自由。



   年越しの酒売る御成銀座かな          かいう



 一句目は一応情景としては及第。
取材は、商店街の 「 〜〜 銀座 」 にやんごとなき「 御成 」 と付く鎌倉の裏駅です。
年末に忙しく年酒をさばく商店の、庶民的な活気を言いたかったのが、如何に ?
ご指摘では、 「 売る 」 ではなく 「 買ふ 」 にしてもよろしい、と。
…… あッ、そーか ? 店を客観する買い手のスタンスがはっきりする、と気付いた !!
さすが 『 静夫 』 先生〜〜 ☆
ご添削、ありがたく頂戴しますッ ♪♪



   良く晴れて七日明けたる術後かな



 二句目は中七の 「 七日明けたる 」 が効いているか ? の問題、と。
例えば 「 雪嶺が見えた 」 とか具体的な景色を描いた方が上下が生きる、とご指摘でした。
あ〜、誠にごもっとも ( 大汗 ) 。
「 良く晴れし雪嶺仰げる術後かな 」 といたしましょうか、先生 ♪
 


   入院の荷やネルシャツに貝ボタン



 三句目。 「 ネルシャツに貝ボタン 」 のノリは、入院 ( or 入院の荷づくり ) が
楽し気に読めてしまう、と。
はぁ、なるほど ?
とゆーか詠み手は 「 入院 」 のマイナス・イメージに対抗して 「 何の、メゲるまいぞ ! 」
と気合を入れたかったんだけど、通じませんかね ? ( 爆 )




続いて第四週目 1 月 24 日

《 型・その 4 》
「 上五 」 〜 「 中七 」〜「 下五 ( 用言 + けり ) 」

 この回は課題の型での出来が悪く、ダメ出し多くいただきまして〜 ( 泣 ) 。
駄作にて、封印 …… 。
唯一、型以外の一句が及第しました。



   反故にせし約束よ雪降りかかる          かいう



 句またがりの上下のドラマチックな展開に惹かれる、と評していただき大感動 !!
先生に 通じ ” ましたね、嬉しい〜 ♪
なお 「 よ 」 の一言を入れるか、「 雪の 」 とする方法を考えるか、は作者のチョイス、
とも。
そーですね、先生、「 反故にせし約束雪の降りかかる ( or 降りしきる ) 」を
いただいちゃいます〜 ☆

 以上で終わった 1 月。
自分的に好きな句が受け止めて貰えるのは、本当に嬉しい〜 ♪♪♪
だからなおさらに、もっと 『 静夫 』 先生に通じる句を作りたい !! です。
これからも精進精進 …… 。



 しかしまァ、この月さすがにイロイロ忙しかったせいか、月末の 『 角川俳句 』 誌
投句をすっぽり失念〜 ( ガ〜ンンン ) 。
あちゃ〜 !! …… 珍しくヤっちゃいましたよォ ( ため息 ) 。

 “ 忙しい ” と、人間、ココロを忘れる !? …… なんちて、言い訳だ。


 

posted by 美緒ママ at 02:38| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする

2016年12月31日

俳句学習 おさらい B


 引き続き 『 ランドマーク・プラザ 』 俳句教室レポです。

11 月 22 日。
《 型・その 2 》 応用編。
「 上五〜中七を や ” 以外で切る 」 + 「 下五 」 ( 季語の位置は自由 )

 一句目。



   水晶体ひとつ取り替へ冬に入る          かいう


 先月末に受けた手術の体験です。
「 敢えて即物的なモノと季語の取り合わせが、重層的な心理を表出している 」 との評価を
『 加藤静夫 』 先生よりいただきました ♪
ビンゴ〜ッ !!

しかしあとの二句はそーいかなかったね ( 汗 ) 。



   売り家の仏間の開く鵙高音


  開く ” ではシチュエーションがよくわからない。
景色の見えない句になった ( …… 嗚呼 ) 。



   点滴の痕を庇ひぬ薬喰


 術後の点滴痕、やや青く鬱血しているのに目を付けた句 ( 笑 ) 。
そーゆー病み上がり的シチュで 「 精を付けなさいよ 」 ってご馳走されてる …… みたいな ?
ところが、それだけに 点滴 → → 薬 ” のイメージを即連動させてしまった。
付き過ぎ ” なのか ?

 と、ポカを連発したのでした ( ガク …… ) 。



 さらに 12 月に入り ……
12 月 13 日。
《 型・その 2 》 再度、同応用編。
「 上五〜中七を や ” 以外で切る 」 + 「 下五 」 ( 季語の位置は自由 )

一句目。



   竹薮の焼けしは寺領冬朧


 御存じ 竹薮焼けた ” への連想なんですが …… ( 苦笑 ) 。
マジ竹薮が焼けたってハプニングがあって、誰も住んでいないような 「 寺地かぁ〜 」なんて
ご近所が野次馬してる。
事態のワリに、どことなくのんびりしてるような感覚を描きたかった …… のが 「 面白いかどうか
ですね 」 と。
諧謔の表現はムズカシいもんだ !!

 で、二句目……



   天鵞繊のジャケツを選りぬ裕明忌


 歳晩に早世された俊才俳人 『 田中裕明 』 氏を偲んで。
直接的に詳しくは存じ上げないながら、句柄の現代的・都会的且つ不思議な雰囲気を持って
おられた印象を、詠んでみました。
しかし、やはり安易に 忌 ” の句は詠むべからず、と警鐘されました。


 三句目。



   普請場の女人夫や梅擬


 現代ならば今どきらしく、ブルーカラーに積極的に進出した女性を生きいきと描写する
なら良いが、 人夫 ” という単語からしてタブー視されかねない、と ?
エーッ !? 驚きました ( 大汗 ) 。
全く意図せぬことなので。
親方に添う 女工人 ” ( たぶんおかみさん ? ) のかいがいしい働きぶりを、詠み
たかったんだけど。 ( 夫婦大工 ” とでも言うべき ? )
伝達とは本当にムズカシいです !!

以上、 12 月第二週目までの苦戦状況でした ( トホホ ) 。
静夫先生、千惠先生、来年も精進いたします〜〜 !!




posted by 美緒ママ at 00:59| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする

2016年12月30日

俳句学習 おさらい A


 また急な暖かさがやって来ました。 日中の陽射しは、とても年末と思えぬよう !!
今年最後の庭仕事 ( 蔓薔薇の葉摘み ) を済ませられ、ありがたかったのですが。
このまま年明けまで暖かさが続くらしいのは助かるけど、何となくソレでいいのか ? って
不安感もあるところ。


 さてさて、前記事に続き、やり残した 『 ランドマーク・プラザ 』 俳句教室レポを遡って
参ります。
10 月〜 11 月第二週までの俳句学習を纏めてさらいましょう。

 まず、 10 月 11 日 ……
課題は 《 型・その 1 》
「 上五・季語〜や 」 + 「 中七〜下五 」
どうも課題の成績がよろしくなく …… 撃沈〜( 泣 ) 。


   颱風や犬に宿痾のひとつふたつ          かいう


宿痾 ” などという曖昧な言い方がイカン、とのこと。 もっと具体的に ! ( と 『 志田千惠 』
& 『 加藤静夫 』 両先生よりご指摘アリ )


   こほろぎや都会にねむる加舎白雄


江戸天明期の俳人 『 加舎白雄 』 へのオマージュ。
墓所である品川 『 海晏寺 』 様を偲んで詠みましたが、実は現地へ行けてないんです ( 汗 ) 。
行きたいのはヤマヤマながら、未だ時間が取れなくて ( 泣 ) 。
実感の無いのが致命的ですかね ?
都会 ” とゆーのも曖昧 ! …… えっ ? コレも !?
曖昧さがネックなのだワ〜、アタシ ( ガーン !! ) 。

 でも次の一句だけは、辛うじて及第 …… かな ?


   悠々と改札とほる鬼やんま


鎌倉駅の自動改札 ( の上 ) を人間のように、抜けて行った大きなトンボの記憶 ――
悠々と ” としか言いようが無かったのですが、静夫先生もその辺ご同感でした。
或いは 鎌倉の ” と場所を言うのも方法かしら ?
「 兎に角色々試してみることですね 」 と静夫先生 ♪



 続いて、 10 月 25 日 ……
《 型・その 1 》 応用編
「 上五・やを使わない切れ 」 + 「 中七〜下五 」

 難しさは同様だけれど、 や ” 切りの制限が無い分、ラクかもしれない。
と言っても、及第は遠い …… か ?

 では一句目、


   風白しインクの乾く遺言書


後半のフレーズは良い、と評していただきましたが、季語の 風白し ” ( 素風 = 秋風の
転意 ) が 風に吹かれて乾いた ” と理屈を招く恐れあるため、風以外の季語を考える
べし ! と、静夫先生のご意見で。

   秋白しインクの乾く ……

            としては、いかがかな ?

 二句目、


   柿の門へロールスロイス仕舞はるる


こちらへは両先生のチェックが入り、 柿の門 ( と ) へ ” のしつこい表現は不要では
ないか ? 柿の門 ( もん ) ” で充分、と静夫先生。
またロールスロイスも、 仕舞ふ ” まで言わなくて良い …… と、千惠先生より説明過多を
ご注意いただいて。
即ち、


   柿の門ロールスロイス停まりたる          添削例


とゆー位でもよろしいそうです。 んん〜、わからんモンですなァ …… ( 苦笑 ) 。

 因みに三句目は  あそぶ ” という言葉を使ったため、不確かさ・曖昧さ ( またコレだ !
…… 学習してナイな ? 自分 ) を繰り返し指摘されました。



 さて月が替わって、 11 月 8 日。
《 型・その 2 》
「 上五〜中七・やで切る 」 + 「 下五・季語 」

 一句目、


   待ち合はす書籍売り場や文化の日


書籍売り場 ” がけっこうツボなポイントだったのを、
「 そんな場所で会ってもつまらないでしょ ? 」 と千惠先生 !
え〜〜ッ !?
私など 文房女子 ” のハシクレは、本や文具の売り場にある種ロマンの香りを感じるし。
実質茶緒パパと落ち合うのも、大抵そんな場所だし〜 ♪
俳句など、文芸に関わる方々には親しみあるんじゃないかと思ったのに …… 意外。
感覚的ズレって、想定外ですね ( ため息 ) 。

 二句目、


   病棟の煉瓦テラスや小鳥来る


宿題の 型 ” に拘ったため、不適格な 姿 ” になってしまった例、ですかね ( 汗 ) 。


   病棟に煉瓦のテラス小鳥来る           添削例

              ってな感じがよろしいそうです。


 なお三句目は、ブラック・ジョークがあんまりウケずに、ボツ。
ハロウィン ” が季語に準ずるようになるかどうか ? …… 時代の動きを見極めてから
再挑戦したいテーマでした。


 以上、 11 月第二週まで、さらってみました。
以降は次記事で〜 ♪



posted by 美緒ママ at 01:25| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする

2016年12月28日

2016年 十月期前半 俳句学習他  おさらい @


 12 月 27 日 ( 火 )。
『 ランドマーク・プラザ 』 俳句教室 『 俳句と遊ぼう 』 ── 今年の最終日が終わりました。
その結果に触れる前に、思いがけぬサプライズを記しておきます。
ちょうど別クラスの俳句講座をご担当の俳人 『 小島健 』 先生が、不意に通りかかられたんです。
「 えぇッ ? 」 っと思う内、他の方々と言葉を交わし急ぎ立ち去ろうとされたので ……
思わず 「 先生、ファンですッ ! 」 とお声を掛けたら、
「 ありがと〜 」 と手を振って下さいました ♪
ワーイ !! 何かイイことある予感〜 ☆

 とゆーか、実は既に年末の “ ご褒美 ” いただいてたんですッ !
『 ランドマーク・プラザ 』 へ行きがけに入手の 『 角川 俳句 』 誌一月号 ── 雑詠欄
『 今井聖 』 先生選・佳作に入選してたとは !?



   バーキンの底より念珠彼岸花          かいう



 いゃ〜嬉しいな、好きな一句だから殊更 ♪
このニュアンスが通じるとは、さっすが現代俳句・今井先生 !

 実は、ずっと結果を出せてなかった “ 角川 投句 ” に気落ちしてたんです …… もう止めようか、
なぁんて ( 汗 ) 。
そんな折に皮肉ですよねぇ、復帰しちゃうって ! ( 実に一年半ぶり位ですけど )

 アハハ、 「 止めるな ! 」 ってゆー天啓 ?
 


 と、そんなこんなで臨んだ教室。

課題 《 型・その 3 》
「 上五〜中七 」 + 「 下五・体言〜かな 」 の形で二句。



   サンボーン哭かせて口説く聖夜かな          かいう



ジャズ界きっての “ 泣き ” のアルト奏者 David Sanborn さんを取り上げてみたの
ですが、俳句界での知名度は当然低いため、 「 わかる人にはわかるけど 」 な句でしょうが、と
『 志田千惠 』 先生。
はぃ、承知の上で〜す ( 苦笑 ) 。 その上で、どうしてもアピールしておきたかった !



   蟷螂の枯れきはまれる郷社かな          



こちらは季語の部分が冗漫。短縮するべし ! 枯蟷螂 ” と言えば済むので。
その分、 郷社 ” がポイントなのであれば、そちらのことを言う !!
『 千惠 』 先生、 『 加藤静夫 』 先生ご両人からご指摘です。

 因みに課題の型以外の一句は ……



   別れ来し掌ホットレモネード



挑戦のつもりだったのに、存外すんなり評価されました。
心情が伝わっている点を 『 静夫 』 先生、 掌 ” にポイントを置いたのを 『 千恵 』 先生
のお褒めでした。
肝心な課題の型はこなせず残念ながら、一年の纏めに一句でも及第を得て嬉しかったです ♪♪

 なかなかに進歩しない作句力だけれど、来年も引き続き精進致します。
『 千恵 』 先生、 『 静夫 』 先生、どうか懲りず宜しくご指導下さいませ〜 !!


 では次記事にて、10 月〜 11 月分へ遡ります。



posted by 美緒ママ at 01:18| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする

2016年10月04日

先月の俳句学習 9 月第四週 & 俳書買う 2016


 早や十月に入ってしまいました。
だのに、今日は猛暑 !!
颱風も怪しいし …… 何なんでしょ !?


 さて、去る 9 月 27 日 『 ランドマーク・プラザ 』 俳句教室、 “ 2016 年四月期 ”
最終の講座でした。
凡そ一年半の学習の集大成です …… って大袈裟過ぎ !?

 だって実質、結果は “ All 撃沈 ” だった〜 ( ガーン ! ) 。
最近また 「 掴め 」 なくなってる ( 汗 ) 。
あ、そもそも 「 掴め 」 てるとは思ってないけどね、恒常的に。
でも、時にホンネがヒットしたりするから、 「 通じた〜ッ ♪ 」 って実感があった。
 それが近頃ハズれる。 理由が見えない !
まァ、続ける内にそーゆー時期も来るのかな ? …… と 。 


 因みに一句目、



   手加減の欲しき秋暑や円応寺          かいう



 秋暑く “ 灼ける ” 感を、 『 閻魔大王 』 の地獄感に重ねたかったのが …… 。
北鎌倉 『 円応寺 』 の知名度、意外と無かったらしい ( 汗 ) 。
鎌倉エリア限定の独り善がりになってしもうた〜 ? ( 爆 ) 。
 また上五の言い方も、 “ 当然のハナシ ” になってる …… って ?
いゃはゃ !


 次、二句目、



   深爪のしみをることよ茗荷の子          かいう



 「 ── ことよ 」 のフレーズが長過ぎ、字数の無駄遣い ! と苦言。
そーかァ …… フレーズって一つ決まると動かせなくなるからなぁ。
もうソコから見直さぬば !


 また、ホンネを言いたくてコケた三句目は …… 直すことが出来ないので、そのまま封印する
ことにしました。
いつか日の目を見ることもあろう ( 笑 ) 。



 さてそんな先月末でしたが、ギリギリで 『 角川俳句 雑詠 』 投句、及び 『 角川全国
俳句大賞 』 応募を済ませました。
雑詠投句は、ビギナーズ・ラックだった当初ンヶ月以降全く空振りで、 『 大賞 』 も一度
予選をカスった程度だけれど。
執念深く、 “ 参加することに意味がある ! ” って食い下がってます ( 苦笑 ) 。 


 しかしこうして ( 何かの手違いから ? ) 俳句の世界に迷い込み、分不相応なご縁に与った
と思う折は少なからず。
部外者であったらまず辿り着けなかったであろう、俳句の名品にまみえた ── その果報を痛感
するのです !!!

 最新に入手した俳書 = 句集 『 飯能笹 』 。
著者 『 内沼源治 』 氏は、このブログでも幾度か取り上げた名結社 『 鶴 』 の、同人として
活躍された方です。
経歴の詳細は存じ上げませんが、同結社創設主宰の 『 石田波郷 』 先生に続く 『 石塚友二 』
〜 『 星野麦丘人 』 両先生時代を通じて研鑽され、二編の句集を上梓。
その後惜しくも他界されていますが、今夏偶然接した第二句集から、目が離せなくなりました !


 こちら ↓↓↓ 予々 『 鶴 』 繋がりで初めて接した ……



   狐火に遭ひたる顔を洗ひけり          源治



何とも不思議な句です。 狐火 ” とゆーこの世ならざる存在、非現実を、 洗顔 ” なる
あまりに卑近な日常に繋げてゆく。
化かされているのか ? と冷たい水で目を覚まさんとしたか。


 この最巻末に配された一句から遡るように、また巻頭からも、と幾度も読み返しました。
するとそこに漂うのは、氏が長年薫陶を受けた恩師 『 麦丘人 』 先生、そして先輩として兄事
されたかもしれぬ 『 今井杏太郎 』 先生の詩情 !
拙きわたくしメも敬愛す両先生が、あたかもそこに居られるかのようで …… 。
堪りません、切ないです〜〜 ( うるッ ) 。
さすが 『 鶴 』 の名手、源治さん、素晴らしい〜 ☆☆



   凧あげの子に初空の石舞台          源治



 『 明日香村 』 旅吟と思われるこの2頁目の句が印象的で、さらに次々展開される無造作・
融通無碍な詩世界。
惹かれた句はあんまり多過ぎて挙げきれないのですが …… 



   首塚の入鹿に餅の供へあり

   貨車駅の飯当番が芹摘みに

   片栗や日の斑ちらばる雑木山

   利休忌や赤の極限黒椿

   魚の氷に上がるを待つや尾白鷲

   地吹雪の浜にかたむく捨番屋

   落葉松に日はありながら春の雪

   昨日から雨と決まりし朝寝かな

   茅花野に狸の夜径ありにけり

   入院を隠しおほせず沙羅の花

   天道虫騙しと言はれ飛びにけり

   大那智の御神体より滝こだま

   あきかぜや草薙丸は川の船

   戸沢藩船番所あと草の花

   海牛を海へ帰して夏をはる

   数え日やおよそ数へに鴨二十

   友二忌の風花少しありにけり

   山畑へ矮鶏の遠出や霜日和

   三つにて嬉しくなりぬ蕗の薹

   墓山へ飛んで片栗咲きにけり

   滝の水飲んで涼しくなりにけり

   産土の鴉が啼いて御慶かな

   川船に眠ってをりぬ鴨二三

   乃木坂に男の咳をこぼしけり

   西行のもどりし橋を恋の猫

   集卵の籠に菜の花摘まれけり

   伽羅蕗や中乗さんは木曽の酒

   子狐の跳んで見せたる花野かな

   畳屋に藁の荷が入る師走かな



 どんどんと止められずに読み続け、これもあれもと魅せられていく癒やしの詩。
終盤詩ごころは益々極まり、遂に最終頁の、



   煤逃の駆け落ちまでは行かざりし

   炬燵寝に勿怪の雨の六日かな


そうして巻末、

   狐火に遭ひたる顔を洗ひけり


……… に至るのであります。

 嗚呼、本当に俳句に接していて良かった ♪♪
この極上の出会いに、感謝 !!!




posted by 美緒ママ at 14:51| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする