2019年10月29日

放置の俳句学習 イレギュラーの 8 月 第四週 & 9 月 第二週 ・ 第四週   2019


 『 ランドマーク ・ プラザ 』 俳句教室レポ、八月のイレギュラー回 及び 当期最終月
九月へと、漸く漕ぎ着けました。


八月第四週 8 月 27 日

《 型 ・ その 4 》
「 上五( 季語 ・ 体言 )」 + 「 中七 〜 下五( 季語に関係の無いフレーズ )〜 けり 」


 幸いにして一句及第 ♪ ( ただし “ 型以外 ” での句跨がり ! )



   ウラボシ科シノブ科驟雨来たりけり          かいう



 日常的に犬の散歩をしていた頃、杉林に沿うような道を通ることがあった。
下草にほうほうと繁るシダ叢。
 シダ植物はもともと好きで、 『 ウラボシ科 』 とか 『 シノブ科 』 『 ゼンマイ科 』 等
楽しんでいました。
しかし散歩中夕立に降られちゃ “ シダ見物 ” でも無かろう ? ……… と自分で突っ込んで
おきます( 笑 )。
ソレはフィクションだけれど、句の景としては雰囲気がわかる、と 『 加藤静夫 』 先生に
ご納得いただけたようでした。



 他はボツ句 ………



   震災忌金の生る木の転げけり



 地震ならずコケてしまった 『 金のなる木 』 の鉢植え ! ─── どうりで我が家、金に
ご縁が無い筈と自虐( 苦笑 ) 。
「 “ 鉢 ” であることを入れて下さい 」 と 『 志田千惠 』 先生のご指摘。
あッ、そうでした !

     改案
      ↓↓

   震災忌金のなる木の鉢転ぶ 


 こんな感じでは如何しょうか ?



 三句目は景のイメージを季語で全く伝えられず、イチから考え直しとなりました。
以上で、八月を終えて ………




九月第二週 9 月 10 日

《 型 ・ その4 》 応用編
「 上五 〜 中七 〜 下五( 用言 )〜 をり ・ をる、なり ・ なる、たり ・ たる 」
季語の位置は自由。

 当回は各句微妙に問題あって、 △ or × ?
ただ、それぞれに納得出来る点であり、再確認になりました。


 一句目、



   病床の一人に西日移りをり          かいう



 夏以降看取りの件有り、病室の嘱目。
西向きの窓から西日が回って来て、急いでカーテンを引いた。
「 “ 西日 ” では何だか救いが無さ過ぎるから、 “ 春日 ” くらいにした方が …… 」 と千惠先生。 
そーですね、その方が明るい。
ただし句意は、負の方向を詠んでるんですが( 汗 )。



 二句目、



   だけかんば安比に夏の終はりたる



 固有名詞 「 安比 」 の知名度が如何か ? と先生方のご指摘あり。
迷っていた句案の一つに、


   だけかんば高原に夏終はりたる


があって、投句を迷ったのですが。
単に 「 高原 」 では漫然とし過ぎか ? ……… しかし( 軽井沢だの上高地だの行ったこと無し )
他の高原は作者自身あまり実体験も無くて。
最終的には作者の選択 ── ですよね ? 静夫先生。
ちなみに、言い回し等の手直しは有りませんでした。



 三句目、



   生身魂インスタ始めたまふり



 敬語表現は要らないので、インスタの内容を具体的に! とのご指摘を両先生より。
いつまでたっても、具体性の欠点が直りません( ため息 )。




九月第四週 9 月 24 日

《 型 ・ 自由 》
恒例の期末総復習。


 及第句、



   きりぎりすがんばらなくてだいぢやうぶ          かいう



 働き者の 「 蟻 」 さんととかく比較されちゃう 「 きりぎりす 」 さんですが。
まァ “ diversity ” の時代、蟻は蟻、きりぎりすにはきりぎりすにしか出来ない
ことがある。ソレをすれば良い。
無理に頑張らなくてイイんだよ ……… という救いを祈った。
両先生にも伝わったようで、感激 !!!
 


 二句目、



   大甕へ傘をたたむや走り蕎麦



 「 走り蕎麦( 新蕎麦 )」 の季節、 “ 江戸っ子 ” 風に( ? )早速賞味しようと雨を
押して、信楽の大甕なんか傘立てにしてるようなこ洒落た蕎麦屋に馳せ付けたテイで。
そこで 「 ざる一枚にお銚子一本ね〜 」 なんて、めっちゃイキなおばちゃん演じられたら
イイな〜〜 ♪ と妄想しました。
 背景のドラマは兎も角、いまひとつ曖昧だった ………?
更に推敲してみます。



 三句目、



   贋作の李朝なりしよ蛍草



 こちらも曖昧さが “ × ” ですかね ?
「 李朝 」 と言ってその系統の骨董品( 主に陶磁器 )を指すのは、古物や瀬戸物業界
の慣いですが、一般的には案外普及してないのですね ?
関連の仕事に就いていたので、何気なく使ってしまいました。
「 李朝の何なのか言わないと ! 蛍草との位置関係もわからないし 」 と千惠先生。
はい、失礼しました。
「 蛍草( 露草 )」 を「 李朝 」 を気取った花器に生けたいな、と思ったワケで。


   手直し
    ↓↓
   贋作の李朝に生けて( or 李朝白磁や ・ 李朝徳利や )蛍草


 といった表現がわかりやすいようですね。


 多々気付きと実りのある、ありがたい講習でした。



 ところで、実はこの回にて投句を終了しました。
当 九月をもって、四年余り続けた 『 ランドマーク ・ プラザ 』 俳句教室 『 俳句と遊ぼう 』
を離れることにしたのです。
理由は “ 一身上の都合 ” とでも申しておきます。

 『 加藤静夫 』 先生は、よもやお目に掛かれるとも思っていなかったとても憧れの俳人で
いらっしゃいます。
直々にお教えをいただけた稀有なご縁、貴重な体験を必ず大切にいたします。
『 志田千惠 』 先生も、当講座に参加しなければご指導いただくチャンス無く過ごしました。
そして講習生の皆様も、色々とお世話になりました。
改めて感謝いたします。 ありがとうございました !!


 俳句学習は以降も自主的に続け、可能な範囲で挑戦を続けるつもりです。
同じ志の世界において、先生方 ・ 学習者皆様のご健吟 ・ ご活躍をお祈りしますと共に
いつか再会の機会があれば、と願って止みません。




posted by 美緒ママ at 02:38| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする
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