二十四節気もそろそろ 『 霜降 』 、暦の上では晩秋に差し掛かっています。
と言うのに、この度は未曾有の大災害となった台風 !!
被災地には早や寒さの近付く地域も少なからず ……… 甚大な水害の爪痕が誠にいたわしく
思われます。
深くお見舞いいたしますと共に、被災の皆様 及び 多数の損害が少しでも早く救われます
よう、心よりお祈り申し上げます。
さて 『 ランドマーク ・ プラザ 』 俳句学習レポは、四月期 五月へ。
五月第二週 5 月 14 日
《 型 ・ その 1 》 応用編
「 上五 ・ 季語( “ や ” 以外で切る )」 + 「 中七 〜 下五( 季語に関係の無いフレーズ )」
この回、何故か宿題のテーマを勘違いして( ! )提出し、しかも出来悪く ………( 汗 ) 。
一句目、
櫻蕊降る帯留の紅珊瑚 かいう
形としては一応出来ていて及第。
が、句材に類想感あり、 「 櫻蕊 …… 紅 …… 」 が色被り、或いはそこが意図的か ? …… と
『 加藤静夫 』 先生にバレてました( 笑 )。
季語を要再考、というご指摘で、 △ かな ?
二句目ボツ、
対岸に伽藍のけぶる春の水
春に出掛けた群馬館林の嘱目です。
躑躅園とそこに接した広い池( or 川 ? )……… 雰囲気を記して置きたく。
しかし 『 志田知恵 』先生のご指摘は、「 対岸ならば、水では当たり前 」 。
だよね〜 、やっぱ近かった ?
確かに、ヤバいとは思ったんだけど( ため息 )。
逐一見抜かれてます。
では三句目、
一竿の夏着退職教師なる
句材はご納得いただけたのですが、静夫先生が上下入れ替えの手直しをご提案 ♪
手直し
↓↓
退職教師一竿の夏着干す
ごくストレートな感じで良かったんですね ……( 苦笑 )。
沢山作り変えたので、中にあったかも ? ですが。
要は、選句出来ないって証拠っすわ( 泣〜 )。
五月第四週 5月28日
《 型 ・ その 1 》 再度 ? 応用編
「 上五 ・ 季語( “ や ” 以外で切る )」 + 「 中七 〜 下五( 季語に関係の無いフレーズ ) 」
一句目、大変感激の及第 ♪♪
著莪に雨論文と酒器遺りたる かいう
某知人のご不幸を偲んで、詠ませて貰いました。
大学で言語学を教えていたアメリカ人で、大変な親日家。 殊に、日本の陶芸と茶道文化へ
ご造詣の深さは並みならぬものでした。
この句の意向が “ 伝わる ” ものであるなら、誠にありがたく思います。
二句目はボツ、
こでまりや寡婦訪ねたる谷戸の雨
一句目に続けて偲ぶ句でしたが、具体性が薄いため “ 伝わ ” らないですね。
奥様には申し訳なかった ……( 詫 ) 。
三句目は全く別の世界感、
夏の雲ドライブスルー抜けたれば
現代的な景として、静夫先生にお褒めいただきました。
が、よもや “ ドライブスルー ” がそう珍しいとも思えず、詠まれた例があまりに少ないので
しょうか?
更に、その今っぽさがなまじ後半の言い回しを、古めかしく見せた !?
手直し
↓↓
ドライブスルー抜け湘南の夏の雲( …… or 別の季語 )
当回成績は兎も角、ボツ句の問題点 及び 再考への具体的ヒントをいただき、ありがとう
ございました。
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