2016年10月04日

先月の俳句学習 9 月第四週 & 俳書買う 2016


 早や十月に入ってしまいました。
だのに、今日は猛暑 !!
颱風も怪しいし …… 何なんでしょ !?


 さて、去る 9 月 27 日 『 ランドマーク・プラザ 』 俳句教室、 “ 2016 年四月期 ”
最終の講座でした。
凡そ一年半の学習の集大成です …… って大袈裟過ぎ !?

 だって実質、結果は “ All 撃沈 ” だった〜 ( ガーン ! ) 。
最近また 「 掴め 」 なくなってる ( 汗 ) 。
あ、そもそも 「 掴め 」 てるとは思ってないけどね、恒常的に。
でも、時にホンネがヒットしたりするから、 「 通じた〜ッ ♪ 」 って実感があった。
 それが近頃ハズれる。 理由が見えない !
まァ、続ける内にそーゆー時期も来るのかな ? …… と 。 


 因みに一句目、



   手加減の欲しき秋暑や円応寺          かいう



 秋暑く “ 灼ける ” 感を、 『 閻魔大王 』 の地獄感に重ねたかったのが …… 。
北鎌倉 『 円応寺 』 の知名度、意外と無かったらしい ( 汗 ) 。
鎌倉エリア限定の独り善がりになってしもうた〜 ? ( 爆 ) 。
 また上五の言い方も、 “ 当然のハナシ ” になってる …… って ?
いゃはゃ !


 次、二句目、



   深爪のしみをることよ茗荷の子          かいう



 「 ── ことよ 」 のフレーズが長過ぎ、字数の無駄遣い ! と苦言。
そーかァ …… フレーズって一つ決まると動かせなくなるからなぁ。
もうソコから見直さぬば !


 また、ホンネを言いたくてコケた三句目は …… 直すことが出来ないので、そのまま封印する
ことにしました。
いつか日の目を見ることもあろう ( 笑 ) 。



 さてそんな先月末でしたが、ギリギリで 『 角川俳句 雑詠 』 投句、及び 『 角川全国
俳句大賞 』 応募を済ませました。
雑詠投句は、ビギナーズ・ラックだった当初ンヶ月以降全く空振りで、 『 大賞 』 も一度
予選をカスった程度だけれど。
執念深く、 “ 参加することに意味がある ! ” って食い下がってます ( 苦笑 ) 。 


 しかしこうして ( 何かの手違いから ? ) 俳句の世界に迷い込み、分不相応なご縁に与った
と思う折は少なからず。
部外者であったらまず辿り着けなかったであろう、俳句の名品にまみえた ── その果報を痛感
するのです !!!

 最新に入手した俳書 = 句集 『 飯能笹 』 。
著者 『 内沼源治 』 氏は、このブログでも幾度か取り上げた名結社 『 鶴 』 の、同人として
活躍された方です。
経歴の詳細は存じ上げませんが、同結社創設主宰の 『 石田波郷 』 先生に続く 『 石塚友二 』
〜 『 星野麦丘人 』 両先生時代を通じて研鑽され、二編の句集を上梓。
その後惜しくも他界されていますが、今夏偶然接した第二句集から、目が離せなくなりました !


 こちら ↓↓↓ 予々 『 鶴 』 繋がりで初めて接した ……



   狐火に遭ひたる顔を洗ひけり          源治



何とも不思議な句です。 狐火 ” とゆーこの世ならざる存在、非現実を、 洗顔 ” なる
あまりに卑近な日常に繋げてゆく。
化かされているのか ? と冷たい水で目を覚まさんとしたか。


 この最巻末に配された一句から遡るように、また巻頭からも、と幾度も読み返しました。
するとそこに漂うのは、氏が長年薫陶を受けた恩師 『 麦丘人 』 先生、そして先輩として兄事
されたかもしれぬ 『 今井杏太郎 』 先生の詩情 !
拙きわたくしメも敬愛す両先生が、あたかもそこに居られるかのようで …… 。
堪りません、切ないです〜〜 ( うるッ ) 。
さすが 『 鶴 』 の名手、源治さん、素晴らしい〜 ☆☆



   凧あげの子に初空の石舞台          源治



 『 明日香村 』 旅吟と思われるこの2頁目の句が印象的で、さらに次々展開される無造作・
融通無碍な詩世界。
惹かれた句はあんまり多過ぎて挙げきれないのですが …… 



   首塚の入鹿に餅の供へあり

   貨車駅の飯当番が芹摘みに

   片栗や日の斑ちらばる雑木山

   利休忌や赤の極限黒椿

   魚の氷に上がるを待つや尾白鷲

   地吹雪の浜にかたむく捨番屋

   落葉松に日はありながら春の雪

   昨日から雨と決まりし朝寝かな

   茅花野に狸の夜径ありにけり

   入院を隠しおほせず沙羅の花

   天道虫騙しと言はれ飛びにけり

   大那智の御神体より滝こだま

   あきかぜや草薙丸は川の船

   戸沢藩船番所あと草の花

   海牛を海へ帰して夏をはる

   数え日やおよそ数へに鴨二十

   友二忌の風花少しありにけり

   山畑へ矮鶏の遠出や霜日和

   三つにて嬉しくなりぬ蕗の薹

   墓山へ飛んで片栗咲きにけり

   滝の水飲んで涼しくなりにけり

   産土の鴉が啼いて御慶かな

   川船に眠ってをりぬ鴨二三

   乃木坂に男の咳をこぼしけり

   西行のもどりし橋を恋の猫

   集卵の籠に菜の花摘まれけり

   伽羅蕗や中乗さんは木曽の酒

   子狐の跳んで見せたる花野かな

   畳屋に藁の荷が入る師走かな



 どんどんと止められずに読み続け、これもあれもと魅せられていく癒やしの詩。
終盤詩ごころは益々極まり、遂に最終頁の、



   煤逃の駆け落ちまでは行かざりし

   炬燵寝に勿怪の雨の六日かな


そうして巻末、

   狐火に遭ひたる顔を洗ひけり


……… に至るのであります。

 嗚呼、本当に俳句に接していて良かった ♪♪
この極上の出会いに、感謝 !!!




posted by 美緒ママ at 14:51| Comment(0) | 俳句 | 更新情報をチェックする
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