今日は、今季始まって一番暑かった日ですかね ?
まだ七月のアタマ、 梅雨の中休み ” だってゆーのに。
今から 熱中症 用心 ” を再認識しておかねば !!
さて Gosyuin Traveller 、 4 月 27 日レポを続けます ――――
到着した 『 光則寺 』 様、山門を潜ろうとした傍ら ……
おゃ、この花 『 オガタマ 』 じゃない ? ( 正しくは 『 カラタネ・オガタマ 』 ね )

顔を寄せると甘い香り〜 ♪
芳香と地味な見た目に、少々ギャップのある木花だけど ( 苦笑 ) 。
こちらで出会えたのは嬉しい ♪
境内へと進めば、大きな石碑 ―― こちらは鎌倉時代の歴史的由緒。

当山開基、幕府重臣の 『 宿屋光則 』 様とご父君 『 行時 』 様の、日蓮上人 『 立正安国論 』
建白との関わりを記すもの。
そして、その奥に構えた本堂。
まず向拝よりご本尊・お上人様へお参りし、合掌いたしました。

以後、境内を散策させていただきます。
なぜなら当山では、ご住職をはじめ寺族様方丹精の 植栽 ” を楽しむのがお約束 ♪♪
まァ〜、どのエリアから拝見しましょう ?
目移りしちゃうくらい、見事な花・花・花〜 ☆
ひと叢ごとに屈みたくなります ♪


『 コバノタツナミ 』 ( 紫花 ) ( 白花 )

『 エビネ 』
『 ボタン 』 はたった一輪咲き残り、


寄り添う 『 ミヤコワスレ 』 。
輝くばかりの黄色は 『 ウマノアシガタ 』 ? ( ちょっと可愛くないお名前だけど )


慎ましやかに 『 ホウチャクソウ 』 が開きかけ、

『 チョウジソウ 』 の涼しげな花は残念ながらもう少し先。

珍しい蔓花 『 ハンショウヅル 』 は 『 クレマチス 』 の仲間。




また別のひと叢に、目を惹かれた 『 シロシラン 』 。
こちらの鮮やかな黄花は、うっかりお名前確認し損ないました。
何かの鉢植えに共存していたかも ?

そしてそして、花々の中を浮遊しながら気付く …… 例の香気。
『 カラタネ・オガタマ 』 が庭のあちこちに植えられているのでした !




わァ、こんなに沢山、すごく贅沢な気分でしたよ〜 ☆☆
ところでこちらの境内奥には、さらにひっそりと歴史的旧跡が存在します。
庫裏入口への細い通路を抜ければ、順路がどんどん石段を 『 土牢跡 』 へ導きます。


こちらには、鎌倉時代、日蓮上人の高弟 『 日朗 』 様が幽閉されたと伝わります。
その罪は、幸い後に許されましたが。
今に残る旧跡が、激しかった宗教の軋轢を伝えています。
その殺伐たる時代の空気は最早消え失せ、鬱蒼たる木立に覆われた石段には小さな花が
楚々と生き継いでいました。
野生の 『 スミレ 』 ですね?

『 アジサイ 』 はまだ蕾。

『 セリバヒエンソウ 』 の可憐な造形。


ホントに小さなツバメが飛ぶようです。
境内には依然回り切れない花園 …… 14 時 15 分頃、名残惜しく 花のお寺 ” を
おいとましました。

ご門の胴葺きが鮮やかでした。
―――― to be continued.