嫌な熱気です。 颱風余波めく南風。
雨冷えかと思えば、またまたこの秋暑ですよォ〜 !!
6 月 2 日 Gosyuin Traveller 、戸塚区を回りました ────
隣接区なのに何故かとばしてた界隈へ、 『 バブリー君 』 を駆って。
『 円覚寺百観音霊場 』 札所様二ヶ所です。
まず小雀町 …… こちらは交通の便が悪いので、バブリー君が頼り。
地元の幹線 『 環状 4 号 』 を通るとそれとおぼしき銅屋根が垣間見えるのに、折れた小道が
なかなか辿り着かない …… ちょっと謎めくロケーションでした。
実質距離もすぐで、見つからないのが不思議。
もしかしたら畑や草原、造園屋さんの林などに囲まれて、目印が無いせいかも ?
11 時 35 分到着して見れば、思いがけず風雅な、田舎とも見えぬ佇まい。
臨済宗円覚寺派 『 金龍院 燈明寺 』 様




お約束の『六地蔵』様。

山門から廻らせた築地塀も素敵です。


門を入った正面に、古色溢れる石彫りの 『 観音 』 様。


夏日めく強い陽射しに、境内は静か。



本堂向拝へお参りしました。

当山の訪拝は、事前の電話アポでも具体的な日にちを申し出ていなかったのですが …… 。
「 あぁ、いつでも大丈夫ですよ、誰かしらいますから 」 と電話口で気さくにお返事下さった
ご住職様。
この日もご不在で、お目にかかれなくて残念。
代わりに若い寺僧様 ( 副住職様 ? ) が丁重に本堂へお招き下さり、 『 阿弥陀三尊 』 様へ
お参り・読経が叶いました。
外の暑さを、ホッと凌いだ堂内でした。
なお、この参拝目的の 『 円覚寺百観音霊場 』 札所本尊 『 十一面観音 』 様は奥のお堂に
おわすと情報を得ていたので、お訊ねすると位牌堂まで快くご案内下さいました。
対面したのは小柄で綺麗なお姿でした。
古くは隣町・田谷の 『 旧鎌倉三十三観音 』 第三十番札所 『 大雲庵 』 様ご本尊でしたが、
戦時中に移られた由。
合掌・参拝いたしました。
『 円覚寺百観音霊場 』 第十九番
ありがとうございました !!
さぁ、次に移動するのは戸塚町 …… JR 戸塚駅からそう遠くないものの、こちらも微妙に
不便なため、バブリー君で正解 !
広い県道から、 R 1 のバイパスへ乗るランプのすぐ脇にあります。
が、そんなロケーションとは思えぬ静かで立派な一刹。
12 時 16 分に到着。
臨済宗円覚寺派 『 澗岳山 高松寺 』 様


階段上の、鐘楼を兼ねた山門。



お邪魔すると、すぐに 『 閻魔堂 』 。



古格ある 『 閻魔大王 』 様にご挨拶。

立派でーす !!!
それから 『 本堂 』 向拝にて参拝し、庫裏へお声掛けしました。


実は当山、以前電話アポを取ろうとしたところ、ご住職のお留守で叶わず。
なので今回こそと念じて、その在宅時間を伺って来たのですが …… 。
折しも午前中、大本山 『 円覚寺 』 様で講義の任に当たられていたご住職、ご予定が延びたか
…… 「 済みません、昼には戻ると言っていたんですが 」 と梵妻様。
結果、こちらでも朱印帳をお預けすることになりました。
「 近いので、また取りに伺います 」 と申し出ると恐縮され、 「 どうぞ中でお参りなさって
下さい 」 とご案内いただきました。
広く整然とした室内を経て本堂へ。
格調ある祭壇には、過日の 『 北天院 』 様より勧進された 『 観音菩薩 』 様がおわします。
美しい観音様でした〜 ☆
旧伽藍は過去の火災等で失われ、殆ど近年の再建ながら、 先ほどお参りした 『 閻魔堂 』 の
『 閻魔大王 』 様は殊に古くからの名品とか。
実はもうすぐ修理にお入りになるところ、滑り込みセーフでお目にかかれました。
ラッキー ♪
高台の墓域から、美しい伽藍の屋根。

そうして 12 時 45 分頃、おいとましたのでした。
