2015年12月03日

福井の旅  E


 遅れ遅れの 旅レポ ” 続けます !

 10月22日、15寺半過ぎ。
昔 『 永平寺線 』 とゆー地方鉄道の発着していた ( らしき辺りの ? ) 『 永平寺前 』
停留所からバスに乗り込んだ私たちは、また 『 永平寺口 』 駅経由 『 えちぜん鉄道 』 で
福井市街へ戻りました。
「 嗚呼、もっとずっと居たかったなぁ …… 帰りたくな〜〜い !! 」 と後ろ髪引かれつつ。
初体験した 『 永平寺 』 さんの実感は荘重で厳かでありながら、しかし簡素な朴訥さをも
持ち合わせ、大寺院への畏怖というより、寧ろ大いなる包容力にすっぽり抱いて貰ったような
安らぎをおぼえました。
このような感慨は初めてかもしれません。

 実質写経をして足が痛くなったり、それなりの緊張もあって疲労は感じたけれど。
軽いトランスの引いた脱力めいてホテルに帰って …… 。
その晩生憎体調不良に見舞われ、焦りましたが、何とか回復したので 「 結果オーライ !! 」
ってコトに ♪♪♪
仏さまのご加護 ” と感謝しましょう !



 明けて 23 日 ( 金 ) 。
前夜の不調から少々自粛の朝食でしたけれど、引き続き美味しい和食メニューに癒やされました。
茶緒パパも、 「 うん、なかなかのモンだ !! 」 とすっかりご満悦 ( 笑 ) 。
旅先では 食 ” が大いなる眼目だ、と実感しますね。


 さて、ふた晩心地よく過ごせた 550 号室 ” ――

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            お世話になり、ありがとうございました ♪♪


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               ご縁があったら、またいつか〜〜 ☆



 荷物を纏め、早めのチェックアウト。
大きい荷はフロントへ預け、最終日のプラン消化です。
まず駅からタクシーを使い、予定の訪問先 = 市内足羽の表具店 『 芳華堂 』 様へ。
ほど近い観光スポット 『 愛宕坂 』 をちょっと眺めてから足を向ければ …… お宅前の道に、
小さな坊やを抱っこされた銀髪の上品なお爺さまが !
瞬時に了解し、慌ててご挨拶しました。
真っ白な半襟に和装藍上下、白足袋、下駄 …… ( こう申しては失礼ながら ) 予想を遥かに
超えて 佇まい美しき ” ご当主 = 『 土橋豊 』 様だったのです。
予てより拝見して来た お仕事 ” の格調そのままに、さりながら穏やかなもの言いにも
お振る舞いにも堅苦しさは無く、面と向かっているだけで 眼福 ” と申し上げたいような
方でした。
しかも 「 こんな店先ですが …… 」 と招じ入れられた小間の、簡素な洗練 !!
さすが、大家 『 小林東五 』 先生のお目に叶った美意識、と感服しました。

 この度土橋様に直々ご挨拶のご縁を得たこと、得難い静謐なる和空間に臨み、また稀有にも
東五先生のお茶碗で抹茶のおもてなしをいただいたこと !
( 土橋様ご所有の、よく使い込まれた小井戸と粉引の手でした )

 加えて雑談の中で宿を尋ねられ、 「 駅近くの 『 フェニックスホテル 』 です」と答えると、
「 あぁ、あちらでしたか 」 と頷かれ、 「 ロビーに 『 吉川壽一 』という書家の大きな作品が
あったでしょう ? あの作品は私が装丁したんですよ 」 と微笑まれたこと !
えぇ〜ッ ! ナンと !?
全く偶然でしたのに …… そのホテルを選んだのは。


 荷物を取りにホテルへ戻った時、改めてしげしげ眺めました。

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おぉ〜、絵画のような意匠を交えた …… “ 書 ” のお作だったんですね。
それにしても壁面一杯の大きさ ! こちらを装丁 ?
表具師としていかほどの大仕事でしょう !?
二重の驚きとなりました。

 ところでこの好機、私は土橋様へ、東五先生作 “ 書 ” の一点を “ 額装 ” に注文しました。
恒常的に飾って拝見するには、額装の方が安心ですからね。
斯くして、 My 願望がまた目出度く叶いました。



 さぁ、その後は 『 福井県立美術館 』 へ回り、折からの特別企画 『 大永平寺展 』 を
観覧すること !
…… と思えばまた、天与の偶然 ?
美術館へは、土橋様方から遠からぬ一本道とは。
ご親切にお車でお送り下さいました。
可愛いお孫さんをチャイルドシートに乗せて ♪
 ふっくらとたおやかな奥様にも、お土産やら、過分のお気遣いをいただきました。
本当にありがとうございます !!!
掛け替えのない福井の思い出になります ♪


 因みに待望の 『 大永平寺展 』 は ―― 本家本元 『 永平寺 』 の宝物館でも観られぬ程
―― 多数の寺宝 ( 書画・障壁画・彫像・書籍・納経他 ) にまみえ、圧巻でした。

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 併せては、同時開催の 『 レンブラント版画展 』 も観賞。実りある 芸術の秋 ” を
楽しめました。

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この時期に叶った 福井旅 ” 、ラッキーでしたねッ ☆


 ゆっくり鑑賞した後は、福井市のコミュニティー・バス 『 すまいる 』 を利用し、市内中心部
の旧跡を訪ねました。

『 福井城址 』 へ 『 舎人門 』 から。


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 隣接の 『 養浩館庭園 』 は嘗て 『 御泉水屋敷 』 と呼ばれた、元福井藩主 『 松平 』 家
の別邸です。
偶さか裏口 ( ? ) からの入場になりましたが、表方面よりご案内しますと ……

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 風雅な玄関先アプローチ ―― 数寄屋建築 ” の邸になっています。
( 実質は 再現 ” だそうですが )
広大な池を中心とした 回遊式林泉庭園 ” の中で、美しい建築の背景に生憎ビルが写って
しまうのが惜しまれます。

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 部分ですが、池へ張り出した瀟洒な縁先。

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  雪吊り ” の職人さんがちょうど作業を終えたようでしたが、何だか似合わないお天気!
前日同様 ( or それ以上に ? ) 晩秋の北陸とも思えぬ、薄着でも暑いお日和です。
荒天でない分寧ろ感謝せねば …… と汗を拭い ( 笑 ) 、近郊からと思しき賑やかな遊山一団と
見物したのでした。


 人混みが去れば、穏やかで風雅な園内です。

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      小亭 『 清簾 』 を配した一画。

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 茶席跡に遺る蹲は吹き井のしつらい。滾々と湧き出す水にも惹かれました。

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 福井最終の訪問地は、またひと味違った風雅の遺構でした。





posted by 美緒ママ at 23:53| Comment(0) | 旅行 | 更新情報をチェックする
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