2015年01月17日

詩のことば


 昨年、或る物故作者の歌集に触れる機会を得ました。
その歌人は大変若い青年で、心身の宿痾の中、作歌によって自身を癒やし解放されたの
ではないかと見受けられます。
特徴的なのは語の扱い ―― 自由奔放とゆーか、美しく自己完結した世界観ただならず !

 即ちその “ 詩のことば ” の、ふつーの言語からの乖離度が拭い難い。
“ ことば ” とゆーものは言語の共通メディア性を手放してしまった時、不特定多数との
伝達機能が失われてしまう筈。

 俳句・川柳も含めて詩歌とゆー文芸の意義・機能については、本質・真義までの把握に
至っていない我が身の、云々すべき筋ではないでしょうが …… 。

 それでも、一方的な単語の切り嵌めでない “ 詩のすがた ” に、私は理想を置いています。
第一歩が不特定多数に “ 伝わる ” こと。
“ 理解・共感の是非 ” は次の問題だから。

 「 ワカルヒトニハワカル 」 ことが眼目のジャンルがよし有るとして、そのポイントを
最重視するならそれはそれ …… ですけどね。

 マニアックな世界観の共通項を模索するのに、 「 “ 言語としてのことば ” が “ 通じる ”
こと 」より重要な何かが有るのかもしれない …… と改めて気づかされた一巻でありました !!




   揺るるやうな凍えるやうな歌読みき           かいう




posted by 美緒ママ at 00:56| Comment(0) | 文芸 | 更新情報をチェックする
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