去る 5 月 3 日の朝、ベランダ越しにハクレンの新緑が繁り、柿若葉はキラキラと
輝いていました。いつもの年と同じように。
我が家の愛 WAN 三代目 = 二代目ビアディー 『 茶緒 』 嬢の三年目の命日です。
いつも通り、ケーキを用意しました。


彼女は今でも、 『 麗生 』 や 『 美緒 』 や 『 権左 』 や他の大勢のお仲間達と、
自由に軽やかに舞い遊んでいるから。
唯一 現し世の姿 ” は失くしていますが。
そういえば忽然と …… “ その姿 ” は失われたんだっけ ?
そんな気がしたけれど、案外そーでもなかったのか ?
衝撃は大きくなかった。
なぜなら 「 いつ終わっても不思議の無い命 」 と弁えて久しかったので ――
尤も、長患いの 『 不整脈 』 には薬治療が効いていてた筈。
だのに、危機感が予知させていた気がします …… 。
同時進行の 『 認知状態 』 の方こそ、寧ろただならぬ不安がつのっていました。
蝕まれていく茶緒の “ 茶緒らしさ ” 。
その確たる本質が薄れた時点で、それまでの 『 茶緒 』 は変質し …… そのことこそ
一番悲しかった !
嘆きたかったとすれば、まさにその “ 変質 ” 。
私たち家族を ( それまでのように ) 認識せず受け入れず、恐れ、反発しだした時、
『 茶緒 』 は何割かずつ消滅して行ったのです !!
その時最早、 “ 私の心 ” は十二分に泣き尽くしたんじゃないかな …… 内に秘めたまま。
最後にラクになれたのはたぶん、嘗ての 『 茶緒 』 を取り戻せた気がしたから。
それが神仏の思し召しであれ、大宇宙の条理であれ …… 何れにせよ感謝します !!!
飼い主としてまっとうに見送れたこと、飼い主の大任を、曲がりなりにも果たし得たこと。
こうして、今に辿り着けて良かった。
心を素直に吐露することが出来て …… 良かった …… 。