2013年09月26日

『 石への想い 』 13  匣底のものたち 3  『 Cazzaniga 』 の雫


 いつだったか朝のテレビ占いで 「 ラッキー・アイテムはパールのネックレス 」 と出たことが
ありました。
へぇ ? パールの ? …… ん〜 そんなん普段使いにあったかしら ?
パールは概してフォーマル、或いはよそ行きだからね。

 でも、あまり着けていない小さなペンダントがあったっけ …… と思い出した母の遺品。
それは、もともと抽斗の匣に忘れられていた、グレイのバロック・パール。雫のような形が素敵で、
生かせぬものか ? と考え倦ね、仕上げられた一点です。


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 折しもジュエラー 『 カッツァニーガ 』 の美意識に侵食されていた頃でした。
私の脳味噌は偉大なるそのマスターピースのほんの細部のディテールをも、知らず吸収していたのか
…… 思いがけぬヒントに気付いたのです。
密かに憧れつつ叶わなかった夢 ( = ジュエリー・デザイナーへの妄想 ) が、私の中でアタマを
擡げた ? ( 笑 )

 それはブランドの初代アンジェロ・ジョルジョ・カッツァニーガの名品 『 微笑む月 』 ――
特徴的な黄金のマスクを珊瑚と翡翠で贅沢に飾った、大胆なネックレス。

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そのヘッドから雫状に提がったパール三粒、提げ部のホワイト・ゴールド …… に私は目を見張り、
―― コレッ ! コレじゃない ? ――
生かせなかったひと粒のバロック・パールの、完成形がそこに !?

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 そういえば嘗て、ルースや使えない装身具を持て余していると、ジュエリー 『 Chiku 』 の
『 マダム幸子 』 さんが仰ったものです。
「 焦らずゆっくりお待ちになったら?そのうち不意に思い付いたりするものよ 」 と。

 実際 アイディアとの巡り会いには驚きました。
早速 『 カッツァニーガ回顧展 』 図録を 『 Chiku 』 へ持参した私は、 “ 雫型グレイ・パール ”
のペンダント・ヘッドをオーダーに至ったというわけです。


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posted by 美緒ママ at 22:11| Comment(0) | 癒やし処 | 更新情報をチェックする
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