2012年06月07日

歴史の萌えネタ 7  独善の報酬


 先日の大河ドラマ第22話。
『 保元の乱 』 があっけなく鎮圧され、 “ 山本 ” 頼長クンに悲劇が !
ファンなら知らぬ者の無い有名なくだりなのに、あんまりリアルな映像に …… どーんと重い
衝撃を食らってしまい、感想が数日間書けませんでした〜 ( 泣 ) 。


 “ 己れがルール ” に溺れ、周囲の見えなくなってしまった人の失墜。
それは当然の報い … ではあるかもしれないけれど。
就中、最後の最後に “ 立場や理 ” と “ 情 ” のはざまに揺れ動く父子の描出には、想定外に
ヤられましたァ〜 !
いみじく苛烈に 「 ヤり過ぎ 」 てしまった愛息が、 “ 空気読めないシンドローム ” のせいで
転落し、抗えぬ時勢の怒濤に押し流されて行くのに、心引き裂かれる思いで息を潜める父・
藤原忠実。
 その隠遁地 = 宇治の館へ、果たして悲惨に尾羽打ち枯らした手負いの子息一行が落ちのびて
来ます。
必ず来る、と父は予見していたものの …… 受け入れられぬこともまた明白なる “ 道理 ” 。
―― 謀反の咎を着た罪人に堕するとは ! …… まして貴族が戦火の中に深手を負うなど、由緒正しき
摂関家にあるまじきこと ! 斯く忌まわしき者に会うては、神仏の御怒りに触れる。そのような
ことがあってはならぬ。吾は、何としても摂関家を守らねばならぬのだ。斯様におぞましき者は
我が子に非ず ! ――
「 去らせよ !! 」 と家人に伝え、対面もしなかった。
と、そこまでは記録に残されています。

 が、同時に内心で、父が如何なる苦恨に苛まれていたか ?
彼が表に見せなかった存念を、具現化した演出。
 そこで使われた、例の “ 白い鸚鵡 ” クンにはオドロキ!!
も〜激ツボっちゃいましたよ ( 泣 ) 。
敗走のさ中、主の頼ちゃんに放り出されて迷って ( ? or 天の差配か ) 、忠実邸に紛れ
込んだ鸚鵡クン。
“ 父上 ” に目通り叶わず逝った主の魂に憑かれたか、 「 ちちうえ、ちちうえ 」 と呼び
続けます。
驚いた忠実が駆け寄り、手に取り上げようとした瞬間、しかし鸚鵡はこと切れたのでした。
…… というアレは余りに非現実的では ? と思われるけど。
そもそも時代ドラマは、ある意味伝説であり、ファンタジーだからね ☆

 だって現代人は、誰も知らないじゃない ? 真実なんて。
そこに如何に “ 命 ” を吹き込むか、が芝居の脚本・演出の力とゆーもんで。
そのファンタジー性 = 虚構に酔わせて貰うのもまた味わい方かな ? …… フとそんな気もして。

 また言うならばさらに、頼長が実際日記に残した子息らへの教訓 …… その回想シーンのあまりの
美しさ !!
父 “ 山本 ” 頼長と、子息ら ( 師長と兼長なのでしょうか ? ) 。
子らを愛し、然るべく訓導しようと努める執政者・左大臣藤原頼長の颯爽たる姿。
それが改めて映し出された時は、 山本 ” 頼長のこの姿こそ真実の有りようなんじゃないか ?
と信じたくなってしまいました。





posted by 美緒ママ at 14:07| Comment(0) | 歴史 | 更新情報をチェックする
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