2012年04月16日

Essie Lover


 ネイルサロンに、最近ちょっとご無沙汰しています。
ひび割れの補修が傷んで来たので、 『 bird 』 さんに直しを頼みたいのはヤマヤマなれど … 。
嗚呼、今週は出勤たてこんでるのよね〜〜 !! ( 汗 )
仕方なく、下手な自分塗りでお茶を濁すこの頃。
折角お気に入りのポリッシュ ( マニキュア ) ブランド 『 Essie( エッシー ) 』 も、
塗り手が下手じゃねぇ …… ( 苦笑 ) 。

 という Essie との出会いはもう何年も昔。
某コスメ・ショップの一角で、 『 ROOM WITH A VIEW 』 という名のポリッシュを
見つけた時でした。
そこは、初めて知るブランド Essie のコーナー。
ディスプレイ棚をずらりと占めたボトルは、白から淡いピンク、スモーキー・ベージュ、
アダルトなブロンズへ、と誠に喩えようもなくデリケートな色の羅列 !!
こんな絶妙なスキニー・カラーのグラデーション、嘗て見たことがあったでしょうか ?
たちまち私はうっとり魅了され、それこそ棚の端から端までぜーんぶ オトナ買い ” したい
気分になりつつも ( 笑 ) 、
選りに選った数点だけを求めて帰りました。


 この Essie ( = Essie Cosmetics, ltd. ) 社は、アメリカの
代表的なネイルケア・プロダクト。
『 Essie Weingarten 』 という女性ネイリストによって、1981年創設され
ました。
以来、網羅する圧倒的な色数・発色・質感・塗りやすさ等で、今や世界のネイル・サロンの
プロ・ユースに、絶大な支持を得ている由 !
そんな上質ブランド・ネイルが、遠い日本のこんなしがない庶民の手に入るなんて !?
いゃ〜 、結構な世の中になったもんです ♪ ( 笑 )

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 就中 1st チョイスの 『 ROOM WITH A VIEW 』 ―― その色味と言えば、
ボトルを透く淡いぺィル ・アプリコットピンクが一度塗りでは殆ど色を感じさせぬ蝋色に、
重ねると半透明ピンクの底に微かなゴールド偏光パールが仄光ります。
折から春の、物憂い気分のように …… 。

 が、しかし、それより何より抗い難い魅力は “ 名称 ” !!
つまり 『 Room With A View / 眺めのいい部屋 』 は、映画のタイトルでも
あるのです。
古き良き19世紀の英国を舞台に、貴族階級の暮らしを描出した優美な格調香る作品と聞きます。
「 …… と聞く 」 と言うのは、残念ながら私自身が観ていないため。
生憎私は、あまり “ 映画ファン ” ではないから。

 後に、その映画に原作があり、英国の作家 『 E.M.フォースター 』 の同名作と知りました。
フォースターは往年の問題作 『 モーリス 』 で話題になった人。
19世紀末の貴族社会の因習性の中に、特異な人間感情の絡み合う情緒と耽美を、存外辛口に
描いていた文芸作品でした。
映画版を珍しくも鑑賞した私は、ただならぬ刺激と影響を受けました。
その残像と印象が、自ず同作家作 『 眺めのいい部屋 / A Room With A View 』
への空想に繋がったに違いありません。

 そしてそこから更に、呼び覚まされた色彩イメージ …… !
淡く甘く曖昧な、過去の美意識の残照とでも喩えたいこの色。
春が終わらないうちに是非、 『 bird 』 でつけて癒されてみようと思っています。




posted by 美緒ママ at 21:27| Comment(0) | 癒やし処 | 更新情報をチェックする